カバは出産を水中でするそうですが、どうしてなのでしょうか。
カバが水中で出産する理由をまとめてみたので、ご説明したいと思います。
カバは水中で出産するの?
カバの妊娠期間はおよそ210日~240日です。
アフリカで10月~4月の雨季に出産が多く見られるそうです。
出産は、水中と陸地どちらでも行いますが、主に水中で1回に1頭の子供を産みます。
水中で行うのは天敵のライオンから身を守るためで、ライオンは水に入るのは嫌いなので、襲われる心配がありません。
子供は、出産後に直ぐに泳ぐことができて哺乳は水中で行われます。
カバの雌はおよそ2年~3年おきに出産して、生後5ヶ月くらいまでは母乳で育てます。
子供がおよそ7歳くらいまで自分の側で大切に育てます。
子供のカバは狙われることも多いため、出産前や子供を守ろうとする雌は雄以上に気性が荒くなります。
河馬(カバ)の由来は?
水の中で馬のように軽やかに動くことから、河に住む馬という意味で河馬(カバ)になったそうです。
英名のHippopotamus(ヒポポタマス)は馬を意味するhippos(ヒポ)と川を意味するラテン語potamos(ポタムス)に由来して、英語でも河馬という意味になっています。
カバとサイの違いは?
カバは、鯨偶蹄目カバ科カバ属の哺乳類でサハラ砂漠より南のアフリカ大陸の河川・沼地・湿地付近に生息しています。
陸上動物では象に次ぐ巨体の哺乳類です。
大きな頭部と一直線に並んだ眼・鼻孔・外耳・150度に大きく開く口・長く先に尖った門歯・犬歯が外観の特徴で、カバは水陸両棲で日中はほとんど水中で過ごしています。
サイは、奇蹄目サイ科の哺乳類です。
世界に5種のサイが現生していて、アフリカ大陸の南部・東部にシロサイ・クロサイ、インド北部~ネパール南部にインドサイ、マレーシアとインドネシアの限られた地域にジャワサイ・スマトラサイが生息しています。
現生のサイは体毛が無いまたは薄くて、寒冷地域には生息していません。
鎧のように硬くて厚い皮膚と頭部にツノがあるのが外観の特徴です。
カバと同じく象に次ぐ巨体の哺乳類です。
カバとサイ共に生息地での個体数が減少していて、絶滅危惧種に指定されております。
まとめ
カバも人間も親が子供を守るのは一緒だなと思いました。母は強しなんですね。