カバの後ろにたくさんの魚がついて回るのはどうしてなのでしょうか。
カバと魚も共生関係なのでしょうか。
まとめてみました。
ホンソメワケベラ@暖流の旅:スズキ目 ベラ科 ソメワケベラ属.標準体長12㎝.新潟県・千葉県以南,インド‐太平洋の岩礁,サンゴ礁域.体側に黒色縦帯.雌雄同体.他の魚の寄生虫等を摂食する「掃除魚」.#マリンピア日本海 #新潟 #水族館 pic.twitter.com/Oz85q1WdIt
— 新潟市水族館マリンピア日本海 (@marinepia) 2016年1月25日
カバと魚は共生関係している?
水中ではカバの後ろには常に魚が群がりついて回ります。
魚はカバの古くなった皮膚の角質層を食べてくれます。
また水中でばら撒かれるカバの糞も食べてくれます。
魚たちは餌を食べることができるし、カバは体を清潔に保つことができるのでカバも魚を追い払うことはしません。
掃除魚とは?
掃除魚とは、古い皮膚組織や外部寄生虫を食べる習性を持つ魚です。
お互いが利益になる生態学的相互作用で、相利共生の一例として理解されています。
ナマズ・ベラ・シクリッド・ハゼなどさまざまな魚が掃除行動をすることが知られています。
少なくとも29科111種の魚などが掃除行動することが知られていて、ほとんど全ての環境に分布しています。
掃除魚のベラ類は固体ごとにクリーニング・ステーションと呼ばれる縄張りを持っていて、掃除を受けにやってくるホスト(魚など)を待ち受けています。
ステーションに近づいたホストは体を斜めに傾けたり、口を開けたり特定の遊泳行動をとって掃除魚を呼び寄せます。
掃除魚はホストの体表全体・口・エラの中までクリーニングします。
ホストが身震いや口の開け閉めを始めた時が、掃除行動終了の合図になります。
通常は掃除魚のような小さな魚を食べるような大型の捕食魚を掃除する場合でも、掃除魚が捕食されることはないそうです。
コバンザメについている掃除魚は、コバンザメの体に張り付いて共生してスタンバイし、寄生虫を見つけ次第クリーニングをしてときには、コバンザメの食べ残しも貰って食べているそうです。
ドクターフィッシュとは?
ドクターフィッシュは、コイ亜科の魚のガラ・ルファです。
水中に人間が手足などを入れると、皮膚表面の古い角質を食べるために集まってきて、古い角質を安全に除去できるため美容に、それらを食べる刺激が神経を活性化するとして、健康に効果に期待できると言われております。
東南アジアなどのマッサージ店では店先に水槽が置いてあります。
まとめ
たくさんの掃除魚がいるのは初めて知りました。
ドクターフィッシュのことは、東南アジアの旅行先でよく見かけてたのですが体験はしたことないので、古い角質を安全に除去できるなら今度機会があったらチャレンジしてみようと思いました。