同じカバ科の動物のカバとコビトカバはかなり似ていますが、カバとコビトカバの違いはどのようなところに違いがあるのでしょうか。
カバとコビトカバについて調べてみました。
コビトカバアリーナ
モミジ#上野動物園#コビトカバ pic.twitter.com/FrQfeJnAOp— micki (@kewmicki) 2018年3月11日
カバとコビトカバの違いは?
カバとコビトカバは身体の大きさに大分違いがあります。
コビトカバは背丈と体長がカバのおよそ半分くらいしかありません。
カバが体重およそ1500㎏くらいになるのに対して、コビトカバはおよそ250kgくらいで1/6以下です。
カバよりもコビトカバの方がスレンダーな体型で、体の大きさに対して脚と首が長いです。
カバは鼻の穴と眼窩(がんか)が突出していますが、コビトカバの方が鼻の穴と眼窩(がんか)が突出していません。
コビトカバは湿度が高い場所に生息していることもあり、水の中で過ごさないために、カバよりもコビトカバの方が足指の水掻きがあまり発達していません。
その他にも、カバは群れを作り暮らしますが、コビトカバは単独か多くても数頭の家族で暮らします。
コビトカバはカバと比べ縄張り意識が強くないので、雄同士出会ってもほとんど喧嘩は起きません。
カバは草が主食ですが、コビトカバは主にシダ植物・広葉樹・樹木から落ちてきた果実が主食です。
カバは日中に活動しますが、コビトカバは基本的に夜行性です。
カバについて
カバは、偶蹄目(うしめ)カバ科カバ属です。
サハラ砂漠より南のアフリカ大陸に広く分布しています。
穏和で動きの鈍い草食動物のイメージがありますが、野生のカバは獰猛(どうもう)で自分の縄張りに侵入したものは、ワニ・ライオン・人間などだけでなくて、他の縄張りから来たカバを攻撃することがあります。
カバは、湖・河川・沼などの水辺周辺で生活し半水生の哺乳類で、1日のほとんどを水中で過ごしていて、鼻孔は自由に閉じることができるので、およそ4分~5分くらいは水中に潜っていることが出来ます。
カバは血の汗を流すと言われていますが、血の汗ではなくて体表面から分泌される赤みを帯びた粘液で、皮膚を乾燥から守るために分泌されます。
コビトカバについて
コビトカバは、カバ科コビトカバ属です。
ミニカバとも呼ばれていて世界三大珍獣の中の1匹で絶滅危惧種です。
西アフリカのリビエラやギニアなどの森林の川や沼などの周辺に生息しています。
コビトカバは基本的夜行性のため、夕方から深夜にかけて最も活発に活動します。
まとめ
カバとコビトカバ似たような動物でもかなりの違いがありますよね。
コビトカバは世界三大珍獣の中の1匹ですが、他の珍獣2匹はジャイアントパンダ・オカピだそうです。