野生のカバを見る機会はなかなかありませんが、水族館で見たことがある人は多いと思います。
水族館では水を洗浄するのでキレイな水のイメージもありますが、濁って汚くなっているところを見た人もいると思います。
どうしてカバが住んでいる水の中が汚くなるのかをまとめてみました。
目次
どうしてカバがいると汚れるのか
どういったことが原因で水が汚れるのかを挙げていきます。
カバは水中でも糞をする
陸で糞を尻尾で撒き散らすのは良く知られています。
水辺に迷わずに帰るための道しるべとして使いますが、水中でも糞をします。
水族館では、壁でお尻をこすり出すと糞をする可能性があるようです。
陸で付いた汚れ
カバの身体には、陸上で撒いた糞や泥などの汚れが付きます。
水中に潜った時にそれらが溶けることで水が汚れていきます。
赤い分泌液
カバは赤い汗をかくと言われますが、あれは肌の乾燥を防ぐためのアルカリ性の分泌液です。
陸での活動の際に出すので、水中に戻った時に水に溶けて汚れとなります。
どうしてカバは水を汚すのか
生活の中で仕方なく汚れることもありますが、カバは意図的に水を汚す習性があります。
どうして汚すのかをご紹介します。
においで安心するため
カバは自分のにおいを漂わせることで安心できます。
綺麗な水ではにおいが分からないので、水中で糞をすることで自分のにおいを広げています。
綺麗な水に入ると、すぐに糞をする特徴があります。
敵から身を隠すため
水が透き通っていると先まで見えてしまいます。
野生で生きるカバは、敵から身を隠すためにも水を濁らせようとします。
綺麗な水の方が気持ちいいというイメージを持ちがちですが、カバからすると汚れている水の方が居心地が良いようです。
まとめ
カバは自分から水を汚す習性があります。
水中で糞をすることで、自分のにおいを嗅いで安心しています。
他にも水を汚して見えにくくすることで敵から身を隠すようにしています。
水族館には水を洗浄する設備があります。
綺麗な水を維持しようとしても、カバは自ら水を汚そうとします。
カバはわざと水を汚す特徴があり、汚れた水の方が居心地が良いようです。